OneRoom第11話です。
自分の状況がわかってます。
第11話「青島萌香はわかってる」
今日も公園で歌っています。
萌香「夢はいつでも」
萌香「坂の向こうだ 息を切らし」
あら?
雨が降ってきました。
かなり降ってます。
ちょうどお迎えに行ったところだったようで一緒に楽器を片付けてあげたみたい。
…濡れ透けに期待しちゃうわけですけど。
萌香「シャワー浴びてく?」
萌香「あ」
萌香「いや、だって」
萌香「君、ずぶ濡れじゃん」
萌香「私が先に?」
萌香「ありがとう」
シャワーシーン。
それほどきわどいアングルはありませんでした。
いろいろ妄想できますけど。
不採用。
萌香ちゃんが応募していた賞の選考結果っぽい。
萌香「あ…」
萌香「けっこうキツイんだよね、それ」
萌香「そう」
萌香「お前の居場所なんかないよ、って言われてるみたい」
萌香「…だね」
萌香「ダメダメ!また暗くなっちゃった」
萌香「あ…。そんなのわかってるよ」
萌香「わかってるけど、もうどうしたらいいかわかんないよ」
萌香「君だってそうじゃない」
萌香「小説家になるんでしょ?」
萌香「なら私に優しくしてる暇なんかないじゃん!」
萌香「!」
萌香「……」
萌香「ごめん」
萌香ちゃんは風邪をひいちゃったみたい。こりゃ大変!
お見舞いです。
萌香「はい…」
萌香「来てくれたんだ」
萌香「大丈夫だって。1日寝れば治るよ」
萌香「…うん。落ち着く」
萌香「やっぱり優しいんだね」
萌香「だから甘えちゃうんだよ。こんなのダメだってわかってるのに」
萌香「ダメだけど、今だけだから」
萌香「ちょっと甘えてもいい?」
萌香「そばに」
萌香「いて」
萌香「おはよう」
萌香「帰ることにしたよ」
萌香「結局どことも契約できなかった。自分で決めたことだからさ。きっぱり諦めるよ」
萌香「ありがとう」
萌香「すごく楽しかったよ」
萌香「…」
萌香「会えてよかった」
そんな第11話でした。
今回の選考がラストと思っていたのでしょうか、萌香ちゃんは決めました。
ラストシーンは地元に帰る前にもう一度会えてよかった、という意味だったのかも。
次回は別れのシーンなのか、それとも…。気になります。